治療の流れ
STEP1. インプラント治療を始める前に
初めてインプラント治療を受ける患者さんの多くは、不安を抱えていらっしゃいます。当院では患者さん一人ひとりと十分な会話を持ち、安心して治療を受けていただけるよう、努めています。
患者さんのためを思い、最善をつくします。また、患者さんを温かく見守り、納得のいく治療を受けていただくことを、常に考えています。
STEP2. インプラント治療、術前診査
全身の状態や口腔内を十分に診査します。安全で確実なインプラント治療を行うためには、術前の診査が何よりも重要です。口腔内においてはCT画像診断を含む事前の診査を十分に行います。
また、治療方針の説明は安心してインプラント治療を受けていただけるように、時間をかけて丁寧に行っていきます。
インプラント治療は顎の骨にインプラントを埋め込んで(埋入)、人工の歯根をつくる治療法です。
顎の骨の中には大切な神経や血管があり、上あごには上顎洞と呼ばれる空洞があります。
インプラント埋入手術は、大切な器官や組織を傷つけることなく、骨の中の適切な位置に治療を行うことが必要となります。
従来の歯科診療で撮影されているレントゲンでは、平面的な情報しか得ることができませんがCT撮影では、3次元的な情報を得ることができます。
この3次元的なCT画像を診査することで、インプラント埋入を行う場所の骨の形態や神経や血管の位置を正確に把握することができますので、安全で確実なインプラント手術を行うことが可能になります。
またCT画像の信頼性は高く、インプラント治療にはもちろん、歯科治療全般の診断を行う上でとても有用と考えています。
STEP3. インプラント治療開始(1次手術)
1次手術は顎の骨にチタン製のインプラントを埋入することにより、歯根部分を作ります。
この手術にかかる時間は、治療の内容や本数にもよりますが、通常ですと約40分~90分程度です。
局所麻酔を使用しますので、術中に痛みはありません。翌日から多少の腫れはありますが、(これは生体のもつ正常な反応で、必ず引いてきますので、心配はいりません) 通常の生活を送ることができ、食事も特に変わりません。
よりリラックスした状態で手術を受けたいという患者さんには、麻酔医による静脈内鎮静法も行っています。
STEP4. インプラント治療、治ゆ期間
骨によりチタン製インプラントが強固に支えられるようになるまでの期間は約2.5ヶ月から4ヶ月程度です。
STEP5. インプラント治療、2次手術
STEP4の期間を経て、インプラント部を支持とした歯冠部分作りの準備をします。
これを2次手術と呼び、通常はレーザーを使用して行いますので、術後の腫れや痛みはほとんどありません。
STEP6. インプラント治療、型採り
インプラントの上に装着されるクラウンやブリッジを作るための型を採ります。
STEP7. インプラント治療、アバットメント装着
インプラントにアバットメントと言われる、クラウンの支台になる部分をつなぎます。
STEP8. インプラント治療、クラウン装着
アバットメントの上にクラウンを装着します。