はじめに
最近では、「インプラント」という言葉を聞くことや目にすることがあたりまえになってきています。
インプラントとは失った歯牙に代わり、人工の歯根を顎骨内に埋め込み、その上に人工の歯冠部を装着する治療法です。
失った歯を人工物で補おうとする試みは、近年になってから始まったわけではなく、その発想はすでに古代ローマ時代からあったと考えられています。
古代ローマ時代ガリア地方の墓地から発掘された骸骨には、鉄製の人工歯が埋め込まれていたという報告がネイチャー誌に掲載されています。
最近では、「インプラント」という言葉を聞くことや目にすることがあたりまえになってきています。
インプラントとは失った歯牙に代わり、人工の歯根を顎骨内に埋め込み、その上に人工の歯冠部を装着する治療法です。
失った歯を人工物で補おうとする試みは、近年になってから始まったわけではなく、その発想はすでに古代ローマ時代からあったと考えられています。
古代ローマ時代ガリア地方の墓地から発掘された骸骨には、鉄製の人工歯が埋め込まれていたという報告がネイチャー誌に掲載されています。
大塚歯科クリニックでは、安全で確実なインプラント治療を目指しています。
現在のインプラント治療がスウェーデンで確立されてから45年以上が経ちましたが、当院もインプラント治療に携わって、30年以上経過しています。
現在使用されているインプラント体は、当初使用されていたものに比べ、より確実な治療結果を導くために、たくさんの改良が重ねられてきています。
またそれに伴い、インプラント治療も、さまざまな手法が紹介されてきました。
当院では永い臨床経験から得た知識と技術、そして最新のインプラント情報を吟味し、新しく紹介されるインプラント体や、様々な手法の長所・短所を見極め、より安全で確実な治療を提供いたします。
患者さん一人ひとりにとって最善のインプラント治療ができるように、日々技術の向上に励んでおります。
また、デンタルCTを導入することにより、従来のレントゲンでは把握しきれなかった顎の形を、立体的に確認できるようになりました。これにより術前の診断がより正確に行えるようになり、「安全で確実なインプラント治療」へと繋がっています。
歯科医師の仕事は、生涯ご自分の歯で快適な機能を維持し続けるためのお手伝いをすることだと考えています。
不幸にも失ってしまった歯を取り戻すことはできませんが、それ以上歯を失わないことを第一に考えた治療を提案しています。
インプラントは、失った部位にしっかりとした咬み合わせを取り戻し、単に失った歯を補うだけでなく、残っている歯を守るためにも、非常に有効な治療となります。
お口の中の状態は皆さんそれぞれです。大塚歯科クリニックでは、患者さん一人ひとりに対して最善の治療を提供することを心がけて、日々診療に臨んでいます。
初めてインプラント治療を受ける患者さんの多くは、不安を抱えていらっしゃいます。当院では患者さん一人ひとりと十分な会話を持ち、安心して治療を受けていただけるよう、努めています。
患者さんのためを思い、最善をつくします。また、患者さんを温かく見守り、納得のいく治療を受けていただくことを、常に考えています。
全身の状態や口腔内を十分に診査します。安全で確実なインプラント治療を行うためには、術前の診査が何よりも重要です。口腔内においてはCT画像診断を含む事前の診査を十分に行います。
また、治療方針の説明は安心してインプラント治療を受けていただけるように、時間をかけて丁寧に行っていきます。
インプラント治療は顎の骨にインプラントを埋め込んで(埋入)、人工の歯根をつくる治療法です。
顎の骨の中には大切な神経や血管があり、上あごには上顎洞と呼ばれる空洞があります。
インプラント埋入手術は、大切な器官や組織を傷つけることなく、骨の中の適切な位置に治療を行うことが必要となります。
従来の歯科診療で撮影されているレントゲンでは、平面的な情報しか得ることができませんがCT撮影では、3次元的な情報を得ることができます。
この3次元的なCT画像を診査することで、インプラント埋入を行う場所の骨の形態や神経や血管の位置を正確に把握することができますので、安全で確実なインプラント手術を行うことが可能になります。
またCT画像の信頼性は高く、インプラント治療にはもちろん、歯科治療全般の診断を行う上でとても有用と考えています。
1次手術は顎の骨にチタン製のインプラントを埋入することにより、歯根部分を作ります。
この手術にかかる時間は、治療の内容や本数にもよりますが、通常ですと約40分~90分程度です。
局所麻酔を使用しますので、術中に痛みはありません。翌日から多少の腫れはありますが、(これは生体のもつ正常な反応で、必ず引いてきますので、心配はいりません) 通常の生活を送ることができ、食事も特に変わりません。
よりリラックスした状態で手術を受けたいという患者さんには、麻酔医による静脈内鎮静法も行っています。
骨によりチタン製インプラントが強固に支えられるようになるまでの期間は約2.5ヶ月から4ヶ月程度です。
STEP4の期間を経て、インプラント部を支持とした歯冠部分作りの準備をします。
これを2次手術と呼び、通常はレーザーを使用して行いますので、術後の腫れや痛みはほとんどありません。
インプラントの上に装着されるクラウンやブリッジを作るための型を採ります。
インプラントにアバットメントと言われる、クラウンの支台になる部分をつなぎます。
アバットメントの上にクラウンを装着します。
顎の骨が完成する17歳前後から、お年寄りまで健康な方であればどなたでも治療が可能です。ただし、妊娠中の方や全身疾患のある方などは制限される場合がありますので、一度ご相談ください。
個人差はありますが、一般的に約4ヶ月から6ヶ月程度です。
インプラントを埋入する部位にもよりますので、担当医にご相談ください。
インプラント治療は、現在保険治療が行えません。
使用する本数や種類などによって異なりますので、詳しくは担当医にお尋ねください。
なお、インプラント治療は医療費控除の対象になります。
患者さんのお口の衛生状態によって変わりますが、きちんとお手入れをすれば長持ちさせることができ、逆に手入れが悪いと寿命が短くなる場合があります。
長持ちさせるためには、しっかりとブラッシングを行い、医師による定期検診でチェックと指導をしてもらいましょう。
インプラントは顎の骨と結合し、丈夫な土台となりますので、自分の歯と同じように固いものでもしっかりと噛むことができます。入れ歯のような制限をなくすことができます。